色鉛筆肖像画2点 リタッチ終了

恒例のリタッチ終了。カナダのクラシックピアニスト、グレン・グールドの肖像です。

 

色鉛筆画の保存時に一番苦労するのがその色彩保存です。
UVの心配もそうですが、もう一つ注意しなければならないことがあります。
それはwax bloomingという不思議な現象。

当管理人が使用するのはサンフォード社製プリズマカラーで蝋が主原料となっている色鉛筆。その上当管理人のような厚塗りのタッチの絵に決まって起こるらしいのがこの現象で、時間が経つにつれ表面が変化を起こし薄く曇った層wax bloomができてしまいます。当管理人の原画はリタッチ時に取り出すときには決まってこの薄く曇った層ができていて特にダークがくすみ切り、全体的にコントラストの全く無いものになっています。蝋(wax)が原料に入っているものなら厚塗りタッチで大抵起こることなんだそうです。当然蝋の成分が多ければ多いほどそれは起こりやすいといえましょう。当管理人が調べた分には置いてある場所の湿度や温度なども微妙に関係してくるらしいとか。温暖な気候の土地だとか、夏の季節ならその度合いも大きいのでしょうか。

Wax bloom自体は表面を傷つけない柔らかい布や指先などで簡単に拭い去れますが、変化そのものを止めたことになるわけではないのでそのまま放置しておくとまた層ができて同じことの繰り返し。そしてこれは手元を離れる原画に起こってもらっては困る現象なので、予防策としてフィクサティフ(固定剤)スプレーを吹きかけておきます。

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色鉛筆画

今回はイラスト。目に楽しい要素を色々盛り込んでみました。
(あともう一つ何かを足すかもしれません)
次も色鉛筆ですが創作人物画の予定で昨夜から制作を始めています。

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色鉛筆画 フローラル

Here Comes the Sun

色鉛筆とはいえ、色そのものよりも奥行き・花の重なり具合や光の取り込み、
そして何より花それぞれの生き生きとした主張の表現を心がけています。
資料には花として色の派手なものではない、ただ全体的に夕焼けっぽい色合いというかセピア色のアクセントで色の調和的なバランスが取れているものだったのですが、絵にはそのセピア的アクセントを取り込んでいないため、バックグラウンドに少し赤い部分を入れ色の構図的な(そんな偉そうではないけど)バランスを取っています。

色鉛筆画 初の人物

色鉛筆ものとしてここにも。下の絵ですが、全体画は上の空間がこれの半分程余計にある構図になっています。『アリア ダ・カーポは聴かない』に9月25日のグレン・グールド誕生カード用としてテキスト記入して置いてあります。そして上の作品は誕生日の一週間後、命日の為に描いたもの。